世の中を見渡す

今日は1日で正反対のようなお話を聞いた。午前中に聞いたのは、日本に数多く存在する受託型SIerは、顧客の要求に耳を傾けすぎるあまり根本的な研究開発が出来ず今後は没落する、という話。午後に聞いたのは、IT産業におけるマーケットインの概念は日本が最も進んでいるので今後はそれをどんどん世界へ打ち出していく、という話。両極端な話を続けざまに聞いて、自分の考えが大きく揺らぐのが実感できて面白かったです。興味や自分の成長…だけではなくて、社会との繋がりを俯瞰的に捉えたうえでの、長い目でみた会社選びって、あらためて大事だなぁと。

そして夜は面接。面接官が大学OBで「今日はあなたで最後だから何時間でもどうぞ」と言われたので、いろいろ話しているうちに人生相談となってしまい、かなり情けない考えまで打ち明けてしまった。親身になって答えてもらってとても励みになったけど、面接としては最低でした。今日の話を聞いてかなり志望度が高まってしまっただけに、結果通知が怖い…。

就職活動という行為は、世の中の見渡すことの縮図なのかもしれない。今までは自分にとって就職活動はコストでしかなかったけど、それなりに意味のある貴重な経験なのでもう少していねいにやろう。あと、社会とビジネスと自分の繋がりを考えるうえで、経営学周りの知識がようやく自分のなかで「実学」としての色合いを帯びてきたという感じ。会計でも戦略論でも、いくら「実学」といっても、ビジネスに携わった経験のない学生にとっては情けなくも机上の空論だったので。。

冬休みあたりのまだ暇な時期に、あまり興味のない業界(広告とか、小売とか…)のセミナーなどにもっと積極的に参加しておくべきでした。反省。