純喫茶

今日は疲れていたので、大学のちかくにある古びた純喫茶風の店で夕食をすませた。ちなみに店の名は「ロマン」。
学生街の駅前という立地ながら、いつ入ってもガラガラで、くたびれっぷりがなんとも居心地がいいので、よく利用する喫茶店
ナポリタンとおしるこをよく頼むんだけど、
今日は焼き魚定食にしてみた。母の手料理みたいな懐かしい味でした。
で、今日は壁際の席に座ったので、なんとなく壁に彫られたいたずら書きを注視してみた。
昭和50年代にかかれたカップルの名前とか相合い傘とかがあって、しかもかなりの丸文字で、なんかすごいセンチな気分でした。
壁に名前を彫ったカップルたちのほとんどは、きっと今は他人として暮らしているんだろうけど、
ああやって自分たちが愛し合った痕跡がこうして20年以上後の他人に感じとられるということは、なんとなく美しいような、おそろしいような。
おそらく自分の親も同じようなことをしていたと思われる。それだけは見たくないな…。